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蛍光灯の2027年問題について

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皆様、蛍光灯の2027年問題をご存知でしょうか？

2023年11月に「水銀に関する水俣条約 第5回締約会議」において
一般照明用の蛍光灯の製造・輸出入が、2027年までに段階的に廃止されることが
決定されたのです。

禁止となるのは製造と輸出入であり、流通在庫の販売や購入、使用することは
禁止されていません。

なぜこのような廃止が起こるかと言いますと、1番大きな理由は水銀が健康に悪影響を
及ぼすリスクがあるためです。

蛍光灯に使用されている水銀は毒性が高く、水俣病を誘発する原因として知られています。
水俣病は、頭痛や耳鳴りなどの症状を引き起こす病気です。

オフィスや工場などで、これらの蛍光灯を廃棄する際には、産業廃棄物として扱われます。

廃棄物処理法改正により、産業廃棄物は都道府県から許可を得ている業者に
委託して廃棄しなければなりません。

しかし、蛍光灯が適切に処理されないケースもあるでしょう。
これはオフィスや工場だけでなく、一般家庭でも適切に処理されていないことが
あるかもしれません。

適切に処理されないと、蛍光灯から水銀が放出されて土壌が汚染されます。
さらに雨水によって地下水や河川に流れ込み、水質汚染を引き起こす可能性があります。

これらの問題により、上述した水俣条約では、水俣病の原因となる水銀を使用した蛍光灯を
廃止しようという結論に至っています。

日本もこの条約を批准しており、水銀を含む蛍光灯の生産や流通が厳しく
制限されつつあります。

これにより、2027年には一般向け蛍光灯の生産が廃止となる見通しです。

蛍光灯の生産が廃止になることで、私たちに大きな負担ばかりを被るかというと
そうとは限りません。

もちろんLED照明に代わることにより、照明器具に替える必要が出てきます。
そのため、蛍光灯から切り替える際には、交換コストがかかってしまいます。

しかし、切り替える最大の利点は、そのエネルギー効率の高さです。

LEDは従来の蛍光灯に比べて、約50%以上のエネルギーを節約できると言われています。
つまりは電気代の節約になります。

また寿命も長く、一般的に8年〜10年程度の使用が可能です。
LEDの電球の交換頻度が減るということは、電球代の節約になり
廃棄物の削減にも貢献します。

蛍光灯から移行により、「スマートLED照明」も注目され始め、今後ますます
普及していくと思われます。

LED照明への早めの交換により、初期の交換コストの回収が可能になってきます。
これらの電気工事は、当社も行っております。お気軽にご相談ください。